世界の終わりは貴方と


「世界の終わり?」
「世界の終わり?」
「なんだよ唐突に。変な占いでもやってるのか?」
「随分いきなりだね。どうしたの?」
「…なに、変なこと言ってるんだよ。そんなこと、あるわけないだろ。…は?なんだよそうならそうと先に言え。んなっ!別に焦ってなんかねぇよ!!」
「へぇ…。それは面白そうだね。で?明日、世界が終わるとしたら?」
「…出来れば、でいいんだが。本当に、可能性が少しでもあるのなら……………雷蔵の、傍に居たい。」
「もちろん、三郎の傍に居るよ。絶対。何があっても。」
「あいつを好きな奴は大勢いるから、私にかまっている暇なんてないかもしれないけれど。」
「迷う必要なんてない。他のことなんて、全部関係ない。ただ、三郎の傍に居られればいい。」
「私はきっと、その時一人だから。だから…」
「三郎を抱きしめて口づけしてもうなにも分からなくなるくらい甘やかして。」
「きっと、雷蔵の笑顔が見たくなる。」
「そして、幸せそうな三郎の顔を見ながら死ぬのなら、」
「雷蔵の笑顔を見ながら死ぬのなら、」
「「きっと世界の終わりなんて気づかないほどに、幸せだろうから。」」




きっと質問してたのは他の5年か下級生。

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