好きのおまじない
夕食時。
雷蔵はお使いに出ていない。
竹谷と久々知は委員会中。
前を歩く三郎の背中を見ながら俺はほくそ笑んだ。
「三郎!!」
「ん?ああ勘。どうした?なんか嬉しそうだな。」
「そう?ふっふっふっー。」
「なんだよ。良いことでもあったのか?」
「ふふふ、そうだなー、三郎にだけ教えてあげてもいいけど…。ここだとちょっとね。後で俺の部屋に来てよ。風呂の後でいいよ。」
「しょーがないから聞いてやるよ。あとでな。」
「うん。あとで!」
約束は取り付けた。しっかり風呂の後に。流れるような自分の手際に惚れぼれする。
でもまだ約束を取り付けただけだ。問題はこの後。
いつも雷蔵に守られている三郎は、虎視眈眈と狙っている俺の目に気がついていない。
それこそ箱入り息子のように大切に大切に守られた三郎は、ちょっと驚くぐらい純粋だ。それこそ男女の営みという言葉の意味すら通じない健全ぶり。興味が無いのもあるのだろうが、この年まで隠し通せた雷蔵にも感嘆を覚える。
でもそれも今日までだ。
蝋燭を灯した部屋の戸を叩く音に、本を読んでいた顔を上げる。
「勘。入っていいか?」
「うん。」
来た。
夜着を纏った三郎がなんの緊張も無い様子で俺の部屋に入る。
当然だ。これからされることなんて想像もしていないだろう。
俺は垂涎する思いでちらつく三郎の肌から目を逸らした。喰らいつくのはまだ早い。
三郎は胡坐をかいて俺の前に座る。思わずその足の間に目を寄せられるが当然何かが見える訳でもなかった。
「勘?どうしたんだよ?」
「ん?ああうん。なんでも無い。」
そう言ってにへらと顔を緩めれば、三郎は首を傾げながらも「ふぅん?」と頷いた。
「で?なにがあったんだ?」
「ああ…。うん、じつはさ、今日町で良いこと聞いたんだ。」
「良いこと?」
「うん。おまじないなんだけど。三郎は知ってるかな?好きな人に好きになってもらうおまじない。」
「………知らない。」
小さく返す言葉は素気ないが、三郎の目はそわそわと泳いでいる。興味はあるみたいだ。
「ねぇ、鉢屋、知りたくない?」
「べ、別に…っ。」
「雷蔵たちに、もっと好きになって欲しくない?」
「う……。」
馬鹿だなぁ三郎。そんなことしなくても、あいつらはお前のことが大好きなのに。
もちろん俺もだけど。
図星だったのだろう、顔を赤くして目を逸らす三郎は今すぐ押し倒したいくらい可愛いが、今はまだそれを堪えなければ。
もう少し。
もう少ししたら、三郎は自分からこっちにくる。
「ほ…ほんとに効き目あるのか?それ…。」
「さあ。」
「さあって!!?」
「だってまだ試してないから。ねぇ…鉢屋試してみようか?」
「え…………。」
三郎の目が好奇心に揺れる。
「俺は鉢屋が好きだから、もっと好きになって欲しいし。」
これは、本心。
「鉢屋も、みんなにもっと好きになって欲しいんじゃない?」
これは、心にも無い言葉。
三郎が俺以外を好きにならなければいいのに。なんて醜い欲望は今は蓋をする。
今は、三郎を手に入れることだけ考えなければ。
ほら、三郎がじっと俺を見てる。
「勘……?」
「ん?」
「なんで俺に教えてくれるんだ?」
まっすぐな三郎の目が、俺の目を覗く。
綺麗な目は、俺の嘘を許さない。
「鉢屋が好きだからだよ。」
だから、俺は本心だけを口にした。
三郎は幼い仕草で首を傾け何かを考えているようだったが、やがて頷いて、そして綺麗な顔で微笑んだ。
「私も勘右衛門が好きだから、いいよ。」
ずきりと痛んだ胸は、今は知らないふりをする。
蝋燭は灯したまま、三郎の目を布で覆う。「勘…?」と少し三郎が不安そうにするが、頭を撫でてやるとほっと息を吐いて力を抜いた。
俺はといえば、目隠しをした夜着姿の三郎を布団に横たえて、その目の眩むような光景に生唾を飲み込んでいた。
するり、と夜着の腰帯を抜き取る。そのまま肌を撫でながら肌蹴させると、冷えた空気に三郎の体がピクリと震えた。
「っは、…勘?」
「うん?」
「私は…何をすればいいんだ?」
俺の居場所を図っているのか、首を巡らせながら三郎が聞いてくるのに「今は何もしなくていいよ。」と、再び頭を撫でてやる。
「今は…?」
「うん。その時が来たら、ちゃんと言うから。それまで、俺の言うことを聞いていられる?」
「…うん。」
頷く三郎に「良い子だね。」と額に口づけを落とす。その時ほころんだ口元に俺の気持ちも少し温かくなった。
まだ不安なのか俺の夜着を掴む手も、小さく呼吸を繰り返す口も、肌蹴た夜着から現れた肢体も、全て愛しい。
「三郎…好きだよ。」
「ん…。」
言葉だけ聞けば、まるで恋人同士の睦言のような言葉。
それに自嘲しながら誰も触れたことの無い肌に手を滑らせ、柔らかい肌に背筋が震える。
「…触るよ。」
「ぅんっ。」
耳元に囁きながら、触れた胸の突起を摘む。頷きながら声を震わせる三郎に構わずそのまま指の腹でそこを捏ねると、三郎の体がピクリと跳ねた。
「んっ、んんっ!?」
「…三郎。声、隠さないで。」
上がる声を抑えようと口を覆う手をそっと外す。
ハァ、と息を弾ませながら現れた唇に己のそれをそっと近づけた。
「勘右衛門…?」
「…大丈夫。俺に、まかせて。」
触れる寸前、呼ばれた名前に動きを止め、俺は目隠しの上へと首を伸ばす。布の上からでも触れた感触が分かったのか、三郎は「うん…。」と小さく頷いて俺の着物を小さく握った。
くらりと理性が溶けかかるのを口内を噛んで堪え、俺は三郎の首筋へ顔を埋めた。溜まった唾液を纏う舌でそこを舐め上げ、ジュルリと獲物を喰らう獣のような音が耳に響く。
「ふっ、ん、…はっ」
それに合わせて耳に滑り込む三郎の吐息が、俺の理性を掻き毟っていく。
「ハッ、ふ…ぅ、ん。…あっ!?」
俺の舌に、弾力のある肌が当たる。
ツンと尖ったそこを思い切り舌で舐り、吸い上げて時折歯で柔く噛んで可愛がって、三郎の体が跳ねるのを俺の体で押さえつけまたそこを弄る。
「んンっ、…あっ、…ふ、や、あ…勘、ッ勘!」
「ん?」
「やっ、勘、変、変だ。やだ、」
「…どういう風に、変?」
嫌々と言うように首を振る三郎を見つめながら、それでもそこを弄ることを止めるつもりはない。
今度は反対側の突起に舌を伸ばした。
「ひぅあ!!あ、勘!や…へん、からだ、へんだ…。」
「体?」
「う…ぞわぞわ、するっ。落ち着かないっ、それ、やだ!」
「そっか…。」
その言葉に俺は舌を引っ込めて、再び三郎の上で体を伸ばす。ほっと口を緩める三郎の頬を撫でて、「三郎、それはね。」と囁く。
「気持ちいいっていうんだ。」
「う…きもち、?」
「そう。だってほら。」
「あア!?」
手を伸ばして三郎の足の間を握ってやれば、可愛いかん高い声で啼いた。
「…ここ、起ってる。」
「あ!?あ、あああ!かん!や、ぐちゅぐちゅ、しな、でぇ!!や、あ、へん、なるからぁ!!」
「これが気持ちいいだよ。三郎。…分かった?」
「あ、あ!きもち、いっ!?」
「そう。」
俺の下で、三郎が息を荒くして喘ぎながら、快楽に震えている。
その光景を瞬きもせずに見下ろしながら、俺はなおも三郎自身に触れ続けた。
「ねぇ三郎。それでね。もっともっと気持ち良くなると、どうなると思う?」
「えっ、あ、ああああああ!!ああっ、や、んゃぁああああ!やだ、あっ、…ア、ふぁああああ!!」
三郎の体が一際大きく跳ねて、同時に俺の手に三郎の精が放たれる。
それを笑みを浮かべながら見つめ、俺は濡れた手を三郎の口元へそっと持っていく。
「ほら、これが三郎から出たよ。」
「ふ…?は、ぁ…?」
目隠しの下からは今の俺の手は見えないだろう。俺はいまだ荒い息を吐く三郎の口へ白濁に濡れた指を押しこんだ。
「んンっ!?ぅえ、んぐ!!」
「ああ駄目だよ吐き出しちゃ。」
突然の苦みに驚いたのだろう、頭を振って逃げようとする三郎の後頭部を押さえつけて指をさらに奥へ咥えさせる。じわりと目隠しが濡れていくのが見えて、背筋が震えた。
「三郎…三郎、約束しただろ?俺の言うこと聞くって。…もう止める?」
そっと三郎の頬を撫でながら耳元に囁く。くちゅん、と濡れた音をさせて指を引きぬき、俺は三郎の返事を待った。
はぁ、と三郎の唇から吐息が漏れる。
「まだ…するのか?」
「うん。…嫌?」
「ここで、止めたらどうなる…?」
不安気な三郎の声。
俺はその賢い小さな幼い頭を撫でて、その体を抱きしめた。
「…分からない。三郎は、どうしたい?」
「………………。」
三郎は、迷っているようだった。
でも俺には答えが分かっている。この、綺麗で可愛い素直な子の答えなんか、決まってる。
早く、早く、こちらにおいで。と舌舐めずりをする想いで俺は三郎の返事を待った。
そしたら、もう止まらないから。
「…最後まで、する。勘を、もっと好きに、っん!」
三郎の言葉を遮って俺は思い切り三郎の唇を塞いだ。
「ん、っんン、」と苦し気な吐息を洩らす三郎の体を抱きしめながら、濡らした指を下肢へ伸ばす。
くち、と音を立てて、そこは俺の指を飲み込んだ。
「んぅ!?んんっ、んーーっ!!」
初めての感覚に三郎が俺の体を押しのけようと腕を突っ張らせるが、途中ではっとしたように力を抜く。
先ほどの約束を律儀に守るつもりのようだ。
俺はそれを良いことに、三郎の中を好き勝手に動き回る。
「んっ、んん、ふはっ、ああ!!」
「はっ、」
首を振って三郎が唇を離すと、飲み込み切れなかった唾液が口の横から零れた。
しかしそれどころではないのだろう、三郎は何が起こっているのか必死に確認しようと手を伸ばすが、それを片手で押さえつける。
「あっ、ひゃあっ!!あっ、勘!!や、手…はなしっ」
「駄目だよ三郎。」
目隠しの下で三郎の顔が歪む。
下肢からグチグチと響く音、それに。
俺は中のしこりを探り当て、そこを思い切り指で擦りあげた。
「あ!?アアアああああ!!?や、ぁあ、なに!!?かん、かんっ、やだぁあ!!」
「ほら、気持ちいいだろ?」
「んぁ、あァ!!かん、!!」
過ぎた快楽に、三郎の目から涙が零れ出す。
綺麗なその雫に口を寄せて吸い上げると、三郎の体がフルリと震えた。
「あ…、ふぁ、あ!」
「三郎…可愛い。好きだよ。」
囁く声に怯えていた三郎の様子が少し変わる。
布の下の目は見えないが、押さえつけた手がそっと俺の手に触れようと伸ばされる。
「三郎?」
「はっ、あ…、かん…。て…。」
「手?」
「て、はなして?」
息を荒くしながら三郎が小さな声で呟く。
しかし三郎のすぐ目の前まで顔を寄せていた俺にははっきりとその言葉が届き、言われるままに拘束する手を放した。
目隠しを取るのかと思ったその手は、ゆっくりと探るように前に伸ばされ、そして俺の夜着に触れたかと思うとそのまま背に回される。
「三郎…?」
「は、っあ…、かん…。いた…。」
「!!」
「ひっ、あ!アっ!あああああああ!!ゃンっ!あ!あああ!勘!!んっ、ンン!!」
ぎゅう、と縋るように腕に力を込めて、微笑む三郎に理性が切れる音がした。
俺は夢中でその緩やかに微笑む口元に己のそれをぶつけて思い切り吸い上げる。同時に中を掻きまわす指も増やして、性急にそこを広げた。
ぐちゅっじゅぷ、と濡れた音が耳に響く。そこから俺まで犯されていくようで、ハァッと荒い息を吐き出した。
「あっ、アアん、ヒァア!」
指を引きぬき、体を起して三郎を見下ろす。蝋燭に照らされた三郎の細く白い体は白濁に濡れ、時折ヒクリと痙攣をおこしながらぐったりと布団に横たわり目隠しの下から俺を見上げていた。
ゾクリ、と視界から背筋が震える。
三郎の手を再び俺の背に回させ、口づけを落とす。
「…三郎…好きだ。これから、もっと好きになるよ。」
「うん…。」
微笑んで頷く三郎は、今自分の身に起こることを知らない。
俺は苦い笑みで三郎を見下ろしながら、自身を取り出し三郎の濡れた蕾に押し当てた。
「ちょっと痛いかも…、我慢、できる?」
「ん…。」
こくりと頷く三郎にまた小さく口づけを落として、俺はヒクつくそこに力を入れた。
「あっ、ぃ、あああああああああ!!!」
「さぶろ…、」
息が荒くなる。きつく締め付けるそこに目眩を感じながら俺はなおも奥へ自身を推し進める。
「ひぁ、ン、ぁああ!!はっ、あぁん!!」
「…っ入った。」
「あっ、な、に?かん、くるしっ…んっ、」
「三郎…。」
そっと乱れた髪を撫でて、俺は三郎の上に体を倒した。
ナカで角度が変わって苦しそうに息を吐く三郎に愛しさを覚えながら耳元で囁く。
「…分かる?俺が、三郎の中、入ってる。」
「はっ、あぁ、ア、かん…?」
「そう。これが、おまじないだよ。」
「んっ、じゃ…ぁ」
「三郎、好き。好きだよ。」
俺のことも好きになって。
女々しい思いは口にせず、俺は三郎をただ抱きしめた。
「…動くよ。」
「へ…?んぁ!?ヒッぁあああ!あアぁあ!!ああああああ!!」
厭らしい音が部屋に響く。
三郎の嬌声と俺の荒い息と。
俺の背に回された腕と。
それに俺の下で身悶える三郎が視界いっぱいに入って…おかしくなりそうだ。
手を伸ばして三郎自身を掴むと、ビクンッと三郎の体がさらに痙攣するように震える。
「はっ…さぶろ…。」
「んゃアあああ!!ひぅ、あぅ、んっああ!!」
「さぶろ…気持ちいい?」
「はっあ!わかん…なっ…、あ!!」
「さっき、教えただろ…?」
「ああ!!あ、ぁああ!!き、もち、いい!!いいよぉ!!」
快感から逃れるように首を振る三郎は、もう限界が近い。
俺は、手の中で震える三郎のモノを思い切り扱いてやった。
「ヒ、ああああ!!アア、あっ、あ!やぁああああああ!!」
背に鈍い痛みが走る。
しかしそれに構うことなく俺は思い切り三郎の奥を突いた。
ズグッと音をさせて最奥を突いたとき、三郎の体が大きく反らされる。手の中の三郎自身も大きく震えて手に濡れた感触が弾けた。
中を強く締め付けられる感覚に堪え切れず俺も欲を吐きだす。
「っはぁ、はっ…、さぶろう…?」
「…………。」
返事がない。気絶したようだ。
俺はずるりと自身を抜いて、大きく息を吐き三郎の横へ横たわった。
気を失いながらも荒い息を吐く三郎の顔をじっと見つめる。
おもむろに手を伸ばし、最中ずっと付けたままだった目隠しを取った。
思った通り、涙に濡れた布は重く、三郎のまつ毛もまた濡れたまま光っている。
「好き…か。」
三郎が好きだ。
もっと好きになってほしい。
言葉にするだけなら、純粋に聞こえるだろう。でも実際にやったことは、綺麗な子供を己の欲で汚しただけ。
「馬鹿だなぁ…。」
最中、三郎の目を見ることはできなかった。三郎に、俺の顔を見てほしくなかった。
顔にかかる髪を避けてやると、三郎は「んん…。」と身をよじった。
「三郎…?」
「ん………かん?」
「起きたのか。」
「ん〜〜…。」
小さな子供のように目をぎゅっと瞑ってから、三郎は勢いよく目を開いた。
しかしまだ体は動かないようで、顔だけこちらに向けてくる。
「……勘。おまじないは…?」
「………終わったよ。」
「そっか………。」
にこりと三郎が笑う。
俺は目をそこから逸らして、手ぬぐいを探すために体を起こした。
「勘…?どこ行くんだ?」
「手ぬぐいと、桶に水汲んでくる。そのままじゃ気持ち悪いだろ?」
その言葉にはっとしたように、三郎は己の体を見下ろす。
そして赤くなる顔に、俺は苦笑を洩らして背を向け…そして振り返った。
案の定、顔を赤くしたまま俺を見上げる三郎と目が合う。
「……三郎?」
俺は半ば呆然と、三郎を見下ろした。
だって、三郎のこの反応はおかしい。
『おまじない』を、どうしてこんなに三郎が照れる必要がある?
性行為の仕方も知らないはずの三郎が、なぜこの行為に赤くなる?
「…えと、勘右衛門…。あのな…?」
「お前……。」
開いては閉じる口を見ながら、俺も顔にだんだん熱が上がるのを感じた。
「かん…あのな………。」
「…………。」
懸命に、俺に何かを伝えようとする三郎から、目が離せない。
離せないまま、それでも俺の体は勝手に動いて。
三郎の細い体を抱きしめていた。
「好きだ。」と、呟いたのは、どちらの声だったか。
俺は体を離して、三郎の顔を見つめる。
赤い顔のまま、三郎は目を潤めて、今度ははっきりと口を開いた。
「すき…なんだ。勘。」
「三郎…。」
「…好きだ、勘。勘右衛門。お前が、好きなんだ。」
目から、綺麗な雫が零れる。
「好きだから、抱かれたんだ。初めて抱かれるなら、お前がよかった。」
目隠しをしてない目はやはりまっすぐに俺を見つめて、まっすぐに俺に想いを伝える。
だから、俺も。
「俺も…好きだよ。三郎。」
「うん。私も、勘右衛門が好きだ。」
「三郎が、好きだから抱いたんだ。もっと、好きになって欲しくて、抱いたんだ。」
「うん。私も、勘右衛門に好きになって欲しくて、抱かれたんだよ。」
互いを抱きしめながら、想いを告げる。
しばらくしたら、それがとても幸せなことに気がついて。
俺と三郎は額を突き合わせながら笑った。
「「好きだよ。」」
あとがき
一万打リク「純粋な三郎を勘右衛門が頂いてしまうお話」でした!!
な…なんか思ったよりシリアス調になった…(汗
酪様!!返品可ですので!!!よろしければお持ち帰りください!!