「平成少女録+」の大輔様より
うわぁぁぁぁリクエストしたらもらっちゃったんだぜぇぇぇぇ^/////^
はぁはぁ素敵すぎるかっこいいよね水軍兵助!!!!
ナイチンゲール三郎もかわいいよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!
はぁはぁはぁ動悸息切れが…さっきから止まらなくて………!!!!
大輔さんありがとうございました!!!!!!!
で。こんな素敵な久々鉢見たら当然滾りまくって勢いで書いたsssは↓スクロールです(笑)
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気難し屋の小鳥さん
天高い空は青く、シーツが心地よさそうに風に揺れている。
秋の風は冷たいが、夏の暑さを思えばそれも心地よい。
三郎は中身の無くなったカゴを足元に大きく伸びをしてその空気を吸い込んだ。
「あとで、雷蔵誘って甘味屋でも行こうかな〜。」
「それはいいな。俺もご一緒しよう。」
独り言に返ってきた声は、その三郎の気分を一気に下降させる。
振り向けば、もう随分見慣れてしまった男が三郎のすぐ背後でにこやかに立っていた。
「どちらかと言えば、俺は君と二人がいいんだが。」
「冗談。」
三郎は素早く足元のカゴを抱えその横をすり抜けようとするが、素早く伸びた手がその三郎の細い体を掴む方が早い。
「久々知少尉。お戯れが過ぎます。」
「兵助と呼んでくれとお願いした。…いつになったら呼んでくれる?」
「少尉を呼び捨てにするつもりなどありません。」
三郎はカゴを落としたその手で兵助の体を押しのけようとするが、軍人として鍛えられた男の力には敵わない。
悔しそうな顔をする三郎にもめげず、兵助はニッコリと笑顔を作った。
「今日の姿もかわいいな。どうした?」
「雷蔵がこの姿でないと手伝いをさせてくれないんです。嫌なら来ないでください。」
「俺の話を聞いてくれないか。かわいいと言ったじゃないか。」
「信用できません。」
「酷いな。」
苦笑する兵助から三郎は顔を逸らす。
三郎が知るのはこの自分を口説く軍人ではない。怪我をし、懸命に治療した三郎に素直に笑う久々知兵助だ。
良家の二男である兵助は形だけの肩書でも許される身分でありながら良く働く男で。それを妬む輩も多いと聞いた。そして、嫌なことがあるとここに来るのだ。
だがそれを三郎の前では微塵も出さない。
全てを押し隠し、ただ嬉しそうに三郎にちょっかいを出しに来る。
(まだ泣きごとを言うのなら可愛げがあるものを…。)
「三郎?」
黙ってしまった三郎にいよいよ本気で怒らせたかと兵助が腕を離す。
三郎とて、兵助が本気でこの場で襲おうとしているとは思っていなかった。
だから、離れた体に風が当たり寒いと感じるのは、気のせいだと心の中で呟く。
「三郎?怒ったのか?すまない。謝るから、こっちを見てくれないか。」
情けなく言い募る男は、間違っても勇猛果敢な水軍の一隊を率いる久々知少尉には見えない。
ただの、もの好きにも自分を口説く男を三郎は憮然とした顔で見上げた。
「あんみつ…………。」
「ん?」
「雷蔵に許可をもらってきたら、あんみつを御馳走になりましょう。」
絆されたわけじゃない。決して。
情けない顔が一転して喜色を満面に浮かべ、顔を朱に染めて頷く兵助に。
「わかった!!!行って来る!!!!!」
そして白の軍服を翻し走る姿は颯爽としているのに、どこか子供のように見えた。
三郎が火照っている顔を冷ますように風に当てていれば、「一昨日来いこの変態少尉!!!!!」と叫ぶ兄の声が聞こえる。
そして追い返された兵助が自分を攫おうとする前に、転がっているカゴを片付けなければ。
その時間は後少しのはずだから。
あとがき
残念な兵助でスミマセンwww
でも軍人言葉の兵助って物凄く書いてて楽しかった!!!!それに敬語の三郎もすごく楽しかった!!!!!
タイトルの浮かれっぷりでよくわかるwwwww
この二人はお似合かっぷる!!!(^p^)b